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お客さんにウソをついても良い?

レンです、

ロンドン科学博物館で

「男と女のウソ」

をテーマとして、3000人を対象に
大規模なアンケート調査が行われました。

その結果、人が一年間につくウソの数は

男性:平均1092回
女性:平均728回

だったそうです。

1日に換算すると、男性は平均3回、
女性は平均2回のウソをついていることに
なります。

この事から分かるのは

『人間はウソを付いて当たり前の生き物』

だという事です。

たまに

「ウソをついた事なんてないよ」

という人がいますが、それこそ大ウソです。

単にウソをついている自分に気付いて
いないだけです。

生きている限り、ウソをつかないという事は
まずありません。

さて、この『ウソ』なのですが
テレアポや営業を始めたばかりの人が

「何か、お客さんにウソをついて
いるようで心苦しいです…」

と感じる事はどうやら多いようです。

実際私も初めてテレアポをやった時は

「こんな事をお客さんに言っていいのかな…?」

と思う事が何度もありました。

特に最初に扱った商材が大激戦区の
光回線系だったので、際どいトークも
正直多かったと思います。

光回線に限らず、テレアポは今も昔も
かなりギリギリの線を狙う言い回しが多いのは事実です。

これに関して

「いや、私はお客さんを騙すのが嫌だから
完全にホワイトな言い方しかしたくありません!」

という人もいると思います。

私も最初に似た思いを持っていたので
気持ちは分かるつもりです。

ただこの考え方は、例えるなら
サッカーで一度もファールを取られないように
プレーするのと一緒です。

サッカーが上手な選手は、試合が始まると
一度わざと際どいプレーをして『審判の判定ライン』
を確かめます。

プロサッカーで審判は毎回変わり、審判も
機械ではなく人間なので、判定が微妙に違うからです。

「今日の審判はこれくらいならファールを取らないぞ」
「これ以上やるとカードを出すのか」

といった具合に、試合の中で

「ここまでならOKだな」

という基準を見つけていきます。

サッカー中継を何試合か見れば分かりますが
ファールが一度もない試合などまずありません。

むしろ際どいプレーでもファールにならなかったり
意味不明なところでカードを出される場合も多いです。

一度もファールを取られないように、
誰ともぶつからないように、真っ白なホワイトゾーンで
勝負しようとしていると、

絶対勝てません。

当サイトは『闘わないテレアポのススメ』という
タイトルなので『勝負』とか『試合』などの言葉は
あまり使いたくはありません。

ただ、勘違いしてほしくないのは
何も対策せずやられっぱなしでも良い訳では
ないという事です。

『闘わない』からと言って何もせずお客さんに
言われ放題になって精神が摩耗していくのは、実は

"勝負で負けて"

いるのと一緒です。

ですので、少し策を練りましょう。

考え方をちょっとだけ変えてみるのです。

分かりやすいように『ウソ』という言葉を
もう少し細かく分解してみます。

 

2つのウソ

最初に断っておくと、これはあくまで
今の私の考え方なので正解という訳ではありません。

今までに出会ってきた優秀な営業マンや経営者などの
考え方をベースに、今の私が思っている事になります。

まず、ウソには大きく分けて2つあると思っています。

その一つが『ついてはいけないウソ』です。

 

1.ついてはいけないウソ

たとえば5000円の商品を売るときに

「これは1000円ですよ!」

と言ってお客さんの気を引いて契約させて、
最後まで本当の値段を言わずにこっそり5000円を
口座から引き落とす、というようなウソは

『ついてはいけないウソ』

です。

要するに"詐欺"の事です。

ただし、

「これは1000円ですよ!」

と言って集まってきたお客さんに

「実はこういうオプションや追加機能もあって…」

などと説明して、結果的に5000円になるなら
それは『アリ』だと思います。

同様に、

「100%確実に儲かる投資です!」
「このサプリメントを飲むと3日で5キロ必ず痩せます!」
「このツールを使うと御社の売上げが絶対に4倍になります!」

なども本当に客観的に証明されているなら
話は別ですが、基本的には

「100%儲かる」「必ず痩せる」「絶対こうなる」

などは無理なので

『ついてはいけないウソ』

に分類されます。

ただしこれも、

「この投資は100%儲かると"私は確信しています"」
「このサプリメントを飲んで、実際に3日で5キロ痩せた"人がいます"」
「このツールで御社の売上げを4倍にしてみせる"絶対の自信があります"」

という言い方ならば『アリ』だと思います。

その人が本当に自信があったり、確信していたり、
データが存在するのであればウソではないからです。

(だからと言って何でもかんでも
「100%自信があります」
と言えばいいというわけではないですよ。

責任の取れる範囲で自信を持って断言するのは
『ウソ』ではないと言いたいのです。)

『ついてはいけないウソ』を一言で言うと、

後で確実にウソだと分かるのに、相手を
最後まで誤解させ、しかも責任を取らない発言

です。

 

少し頭が疲れてきたと思いますので
もう一つのウソについては次回にします。

ありがとうございました。

 

次回:
『ついてはいけないウソ』と『演出』の違い

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