レンです、
「催眠術」を見た事がありますか?
テレビでタレントやアイドルが催眠術をかけられているのを
目にした事が一度はあるかもしれません。
ですがあんな大げさな事をしなくても
お客さんを簡単に催眠術にかける方法があります。
なぜならあなたもおそらく毎日、催眠の
基本的なテクニックを無意識に使っているからです。
(ちなみにテレビの催眠ショーなどは、ほぼ100%「やらせ」です)
今から約100年前、有名な催眠術師だった
村上辰午郎(むらかみたつごろう)さんという人がいます。
彼は「催眠術」を
「注意術」
と呼んでいました。
理由は「催眠」という言葉を使うとオカルトな印象が
ひとり歩きする危険を感じていたのが一点。
もう一つの理由は、催眠が
「注意が一点に集まった状態」
である事を強調するためだったと
言われています。
なぜ「注意が一点に集まった状態」が
催眠状態なのでしょうか?
子供のころ、太陽の光を虫眼鏡で一点に集めて
火をつけるという実験をした人もいるかもしれません。
それと同じで、普段は暖かい太陽の光も
一点に集める事で火を起こすほどのエネルギーに
なるのです。
そして注意を一点に集める技術は
実は日常生活でも自然に使われています。
それが「質問」です。
今、私のブログを見てくれていると思いますが
ちょっとだけパソコン(ケータイ)から目線を外して
周囲を見てみて下さい。
一つ聞きたいのですが
「あなたの周りにある赤いもの」
は何ですか?
…
おそらく今まで気にも留めていなかったと
思いますが、周りにある赤いものや赤い部分が
色々と見えてきたのではないでしょうか。
これも質問によってあなたの意識が変わったからです。
そしてもっと重要な事があります。
赤いものが見えたという方、
私の言う事にいつの間にか従っていますよね?(笑)
このように質問を使う事で相手の意識や注意を
コントロールする事が可能なのです。
会話の主導権を握る方法
先ほど、質問で相手の意識をコントロールできると言いました。
ですが、テレアポで電話していきなり
「あなたの周りにある赤いものは何ですか?」
などと言っても
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「は?」
と言われてガチャ切りされるだけだと思います。
物事には順序があります。
「お忙しいところ恐れいります、私◯◯会社の
◯◯と申しまして…」
などの挨拶から始めて、目的を伝えて初めて
質問できます。
逆に言えば、最初の挨拶や礼儀、導入部は全て
1つ目のこちらの質問に答えてもらうため
に存在します。
なぜ最初に社名を名乗って挨拶するのか
なぜ最初に用件を伝えるのか
なぜ礼儀を守る必要があるのか、
それは、こちらの最初の質問に
スムーズに回答してもらうためです。
そして最初に質問した後も「アポインター側の質問」をベースに
会話を進めていく必要があります。
こちらが質問
→お客さんが答える
→その答えに触れてまた質問
→またお客さんが答える
→…
が電話営業やテレアポの会話の
基本的な流れです。
簡単に言うと、質問をした方が主導権を取れるのです。
この逆のパターンを経験した人は多いと思いますが
お客さんに
「これって何?」
「じゃあこの時はどうなるの?」
「これもできる?」
…など散々質問されてひとつひとつ丁寧に答えた挙げ句、
「そっか分かった。じゃあ自分で調べてまたかけます」
とあっさり逃げられた経験がある人は多いのでは
ないかと思います。
私も嫌というほど経験済みです。
これは先ほどのパターンが逆になっているからです。
お客さんが質問
→こちらが答える
→また質問
→またこちらが答える
→…
のように、お客さんが質問して主導権を握っている
状態になっていたのです。
この場合であれば、
お客さんが質問
→こちらが答え、逆に質問
→お客さんが答える
といったように、質問で主導権を握り返す
必要があります。
普段の友達との会話ならこんな事を考える必要はありません。
ですがテレアポのように短い時間で目的の場所に
誘導するためには、こういったスキルは必須です。
質問の技術はテレアポにおいては最重要事項なので
今後も色々と質問スキルをお伝えしていこうと思っています。
今回は、
「質問」が会話の主導権を握るカギになる事
をしっかり覚えておいて下さい。
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