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1009回断られたおじいちゃん

レンです、

ケンタッキー・フライドチキンは好きですか?

ケンタッキーのお店のマークには
白ひげにメガネのカーネル・サンダースさんの
顔が入っています。

有名な話なので知っている人も多いと思いますが、

彼は65歳で独自のフライドチキンの
レシピを開発し、そのレシピをレストランに
売り込んでいました。

レシピを教える代わりにチキンが売れたら
報酬をもらうというビジネスです。

ですがどこのレストランもヨボヨボのおじいちゃんが
持ってきた怪しい料理のレシピなど買ってくれません。

しかもそれまで経営していたカフェが火事に遭ったり
お客さんが離れたりしたため、無一文で路上に停めた
車の中で生活をしていました。

65歳でお金もなく、誰も助けてくれません。

私なら絶望して自殺してしまうかもしれません。

ですが、

彼はどんなに拒絶されても諦めませんでした。

彼がフライドチキンのレシピの売り込みを
断られた回数は

1009回

にも及んだそうです。

普通のおじいちゃんなら心がバキバキに折れて
精神崩壊していたと思います。

私はひねくれ者なのでこういった美談や根性論は
あまり好きではないのですが、それでも彼の思考や
姿勢には学ぶところがあると思っています。

大事なのは

断られても諦めなかったこと

ではなく

断りに対する『考え方』

の方です。

テレアポはカーネルさんの1009回など
比ではないくらい断られる職業です。

断られる回数は圧勝です。

それだけ断られる仕事なのですから

断りに対する正しい考え方

を持っておくのは非常に重要です。

生まれつき精神力がタフだとか
忍耐力がある人などいません。

カーネルさんの他にも諦めずに偉業を
成し遂げた人は多くいますが、彼らの話を聞くと

『考え方』

が一般の人と少し違っていただけです。

テレアポでも自然と前向きになれる考え方と
自然と辛くなる考え方があります。

どんな事があっても諦めず
心がフッと軽くなり次の一歩を
踏み出せる考え方もあれば、

自分を追い詰めて苦しくなり
恐怖や不安から精神的な病気になってしまう
考え方もあります。

そこで、私が様々な人に学んだり経験してきて
実践してきた中で、

「これは使えるな」

と思った考え方をいくつかシェアします。

(ちなみにこのブログではこのような上手くいく
考え方を『マインドセット』と呼んでいます。

何となく『マインドセット』の方が響きが良いので
混同して使っていますが、同じ意味だと思って下さい)

 

人格・能力・才能と断りは『完全に』無関係

その人の人格や能力や才能と
お客さんの断りは

"120%絶対完全に無関係"

です。

仮にイチローさんや浅田真央さんや
中田英寿さんがお客さんに電話したとしても
ボコボコに断られます。

「こんにちは、株式会社◯◯のイチローです。
今回は光熱費削減のご連絡です」

と言ったところで

「いらないです(ガチャ)」

の一言で終わりです。

浅田真央さんが電話しても
5秒でガチャ切りされます。

中田秀俊さんが電話しても
酷いクレームに出会うときもあります。

テレアポはある意味でフェアな仕事です。

人間国宝でも東大の教授でも一流アスリートでも
会社の社長でも学生でも主婦でもニートでもホームレスでも

スタートはみんな一緒です。

その人がどんなに偉くて才能があっても
社会的に底辺で1日100円で生活していても
断られる時は誰でも断られます。

断られる数が少ないとすれば、それは
人格や能力や才能の問題ではなく
ただの技術の問題です。

技術です。

字が上手に書けるとか、キーボードを
見ないで打てるとかと一緒で

スキル

が原因です。

あなたが本来持っている人間性とは
まったく関係がないのです。

 

断られたら喜ぶ

多くの人は毎回ホームランを打たなきゃと
思っています。

悲壮な顔でバッターボックスに立っています。

ですが、実際はホームランなど中々出ません。

ヒットすらそこまで多くは打てません。

ひとつひとつの電話に一喜一憂していると
「憂(落ち込む)」の方がどうしても多くなります。

毎回毎回成功しようと思うと辛くなります。

次の電話が憂鬱で億劫になってきます。

結果的にコール数が減ります。

コール数が減るとチャンスが減る訳ですから
どんなに上手な人でもアポイント数が減ります。

アポイント数が減ると上司に怒られたり
プレッシャーがかかってますます電話が
怖くなります。。

この悪循環を断つ方法は実は沢山あるのですが
最も簡単なのが、

"ひとつひとつの電話に一喜一憂する"

という最初の部分を変える事です。

これを変える方法は以前に

テレアポで絶対に”やってはいけない”目標設定の罠とは?

という記事でも解説しましたが
要は断られたら

「やったぁ!」

と思うように考え方を変える事です。

もちろん慣れるまでは違和感が出ると思います。

私も忘れてしまって一喜一憂するときはあります。

ですが、なるべく

「断られるのは良いことなんだ」

と考えるように努力しています。

これはクセみたいなものなので
何度も何度も思い出せば必ず定着
していきます。

 

失敗は成功の途中

これは私の尊敬する経営者から教えてもらった
大好きなマインドセットです。

全ての失敗には意味があります。

たとえば私が初めてテレアポを人に
教える立場になったとき、

「絶対に良いチームを作ろう!」

と意気込んでいました。

他の人はやっていなかった個人面談を
ひとりひとりに行ったり、残業代なしで
メンバーの子に教えたり、

徹底的にサポートしたつもりでした。

ですが、

一番熱心に教えた女の子が突然会社に
来なくなってしまったり

メンバーの一人が会社に対する文句を
言い出してそれが他の人にも感染してしまったり

必死に周りに教えてサポートしてきたのに
チームが最下位になって上司に睨まれたり

泣きたくなるような失敗を繰り返してきました。

でも今になってみれば、それを笑い話にしたり、
失敗から学んだことを教えたりブログに書いて
役立ててもらったりと、

全てが糧になっています。

尊敬する人から言われたのは

「大きな失敗をしても、それは最終的に
君が成功した時の本のネタになるよ」

という事でした。

未だに毎日多くの失敗をしていますが
この言葉のおかげで

「ラッキー、またネタが増えた」

と考えるようになりました。

アポが連日取れなかった事も
上司に個室で詰められた事も
クレーマーに罵声を浴びせられた事も

今となっては全て「笑い話」です。

お酒のつまみです。

 

 

上記のような視点が少しでもある方が
根を詰めすぎるよりもいいんじゃないかな
と考えています。

今回書いたのはあくまで自分の考えなので
必ずこのように思わなければいけない
という事はありません。

ただ、悩みや不安が大きすぎると
どうしても苦しくて動けないときはあると思います。

そんな時に少しでも今回の記事を
思い出してもらえればと、心から思います。

 

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