レンです。
私はゲーム音楽が好きで
よく聴いています。
たぶんかなり詳しい方だと思います。
子供の頃からテレビゲームが大好きだったのですが
今はゲーム自体はあまりせず、音楽の方ばかり聴いています。
今もこの曲を聴きながらこの記事を書いています。
ゲームをやらない方には申し訳ないのですが
「ファイナルファンタジー6」という昔のゲームの
BGMです。
もう20年ほど前の曲になるのですが
ファンに人気の高い曲ですし、私も未だに
よく聴きます。
特にサビの盛り上がり部分が最高で
昔友達とプレイしていた時を思い出す
一曲なのです。
それで、今日の話はゲーム音楽に関する事、、、
ではなくテレアポのスクリプトの話です。
がっかりするかもしれませんが
テレアポの話です。
なぜ最初に音楽の話をしたかというと、
スクリプト=楽譜
だと思っているからです。
しかし、おそらく多くの人は
スクリプト=台本
だと考えています。
だからほとんどのスクリプトには
「何を言うか」
しか書いてありません。
要は読み上げる言葉しか書いていないのです。
ですが、大事なのは
「何を言うか」
よりも
「どう言うか」
です。
もちろん、スクリプトの言葉が大事なのは私も
嫌になるほど分かっています。
言い回しをちょっと変えるだけで
反応率が劇的に変化することも
経験的によく分かっています。
ですがどんなによいトークスクリプトを
使ったとしても、棒読みだったり、不快な
話し方だったりすると、せっかくの良いスクリプトも
無駄になってしまいます。
逆に「話し方×スクリプト」がマッチすれば、
同じ言葉を発していたのに全く違う良い結果を生み出す
事ができますし、さらにレベルが上がるとお客さんを思いのままに
操ることさえ可能になります。
(ただし、悪いことに使ってはいけません)
強弱・緩急・リズム・テンポ…
例えば、ずっと単調な音楽が流れてきたとしたら
どう感じるでしょうか?
「ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド…」
と、単調で強弱もスピードも変化が無い
音楽が流れてきたら、
「この曲の続きが聞きたい!」
と思うでしょうか。
おそらく多くの人は違和感を感じたり
「何だこれは?」と思って音楽を止めると
思います。
テレアポも音楽と一緒で、強弱・テンポなどの
言葉以外の要素が非常に重要です。
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例えば、今ライブドアニュースを見てみたら
「作家の村上春樹が安倍総理大臣に苦言を呈した」
という記事の中で
村上春樹氏がネットを通じて読者と対話するのは2006年以来、9年ぶりのことで、サイト開設から4日目にして1万件を上回る質問が寄せられている
という一文がありました。
仮にスクリプトの中にこの一文が入っていたとしたら
どのように読みますか?
もちろん何を伝えたいかによって変わるのですが、
この文章を読む限りでは
・村上春樹がすごい久しぶりに読者と対話した
・読者からの質問が殺到している
のが伝えたいことだと思います。
ですから、先ほどの一文を読むとしたら
村上春樹氏がネットを通じて読者と対話するのは2006年以来、9年ぶりのことで、サイト開設から4日目にして1万件を上回る質問が寄せられている
というように、下線部を少しゆっくりめに区切って喋る事で
聞いている人に伝わりやすくなるはずです。
音楽で言えば「アダージョ」になるのでしょうか。
逆にそれ以外のところはやや速くても問題ないです。
私は楽譜が読めないので音楽の定義としては
外れているかもしれませんが、大事なのは
スクリプトも楽譜と同じで強弱・緩急・リズム・テンポが
大事だということです。
よくテレアポでは「ゆっくり話せ」と言われますが
これは事実だとは思っていますが、「ずっと」ゆっくり
話せという意味ではありません。
私もどちらかと言うとオペレーターっぽい話し方に
なりがちなので気をつけているのですが、あまりに
緩急やリズムが一定だと、最初に話したような
変化のない音楽のように聞こえてしまうのです。
(ちなみに今回、たまたま数字のところだけ強調していますが
別に数字だから重要という訳ではないので注意して下さい)
この記事を読んでくれているほとんどの方は
スクリプトを持っていると思いますが、まずは
「大事な部分を少しゆっくり、区切って話す」
事だけでもいいので、やってみてください。
最初から色々な事を一気に変えようすると
たいてい逆効果になります。
もし自分が棒読みっぽくなってるとか、単調に
読んでいるだけになっている事に気付いたら
ぜひ意識してみてください。
必ず反応は変わります。
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