レンです。
以前に「断られる数を目標にする」という
記事を書きました。
これは私の知る限り、テレアポの目標設定としては
最高峰の方法だと思っています。
ですのでぜひ一度だけで良いのでやってみて
欲しいのですが、中には
「断られる数を目標にしてみたけど、どうしても
達成する事ができません…」
という人もいると思います。
確かに目標を工夫して精神的な負担を
軽減しても、「断られる」こと自体は変わらないので
コール数が伸びない人もいるかもしれません。
黙々とコール数するのは誰だって辛いので
その感覚は当然です。
人間は基本的に楽な方に流れ、辛いことを避けようとします。
それは仕方の無い事なのですが、ずっと
楽な方に流れていると得たいものも手に入りませんし
結局不自由になってしまいます。
ですので、辛いことでもどうしても達成せざるを
得ないような「システム」を組み込む必要があります。
言葉を変えれば
成功から逃げられない状況
を自分で作り出すという事です。
「成功せざるを得ない状況」を意図的に作る
少しイメージしにくいかもしれないので
例を挙げます。
ここでポイントは
１．周りの人を巻き込む
２．現実的に達成可能な目標にする
３．徐々に負荷を上げる
事です。
１つずつ説明します。
１．周りの人を巻き込む
例えば
「よし、今日は１００人に断られるぞ！」
と一人で決めるよりも、
「もし今日１００人に断られなかったら１０００円払うよ」
と同僚に約束した方が達成率は高くなります。
周りに宣言してしまうと「やらなきゃ！」という心理が
強く働くので、自分の頭の中で完結させるだけよりも
遥かに勝手に身体が動くようになります。
２．現実的に達成可能な目標にする
例えば、今までコール数が１日１５０件だった人が
いきなり１日３００件を目指しても、おそらく挫折します。
人は目標を立てる時、未来の自分を高く見積もる傾向にあります。
例えばお正月に
・毎日朝６時に起きてランニング
・３ヶ月で８キロ落とす
・今年は１００万円貯金する
などの現実とかけ離れた目標を立てる人が多いのは
将来の自分ならもっとできるだろう、と高く見積もっているからです。
今までコツコツやってきて、少し目標をアップさせるくらいなら
いいのですが、普通はいきなり変身してスーパーマンになる事は
できません。
逆に「１日１０コールでOK！」などの低すぎる目標も
それはそれでやる気が出ません。
不適切な目標は逆にやる気を削ぐので、
最初はハードルを下げた現実的な目標を
立てる必要があります。
慣れていない場合は最初は試してみないと
分からないと思いますが、
「あ、これは少し頑張れば達成できそうだな」
と感じられる目標を色々立てて試してみて下さい。
３．徐々に負荷を上げる
これは上の「２．現実的に達成可能な目標にする」と
似ているのですが、基本的に最初はあまりハードルを
高くせず、徐々に上げていく方が良いです。
よく、勉強しない子供に
「勉強しなくていいし、３０分でいいから机にじっと座りなさい」
と言って徐々に教科書に触れさせるようにすると
スムーズに勉強嫌いが直るという話があります。
人は、物事に慣れるとそれが苦痛ではなくなり
楽に同じことをする事ができます。
最初は不味かったお酒が飲めるようになったり
難しいと思っていた仕事が考えずにできるようになったり
苦手だった車の運転ができるようになったり…
要するに全て「慣れ」・「適応」なのです。
ですがいきなりハードルを上げて高い目標を
背負ってしまうと
「無理だ…」
と挫折する可能性が高くなります。
最初はハードルを低く、徐々に上げていく
を鉄則にして下さい。
この３つのルールを使ってテレアポの目標を
もう一度立ててみてください。
目標は飛行機のオートパイロットのようなもので、
立てるだけで勝手にゴールに進もうという力が
働きます。
まずは、明日の目標設定をしてみてください。